愛媛県が主催するEVバッテリー再利用市場参入促進勉強会に新居浜高専の香川福有教授がオンラインで参加しました。本勉強会は、えひめEVサーキュラーエコノミー推進協議会の活動の一環として開催されたものです。
本勉強会は、EV(電気自動車)に搭載されたリチウムイオン電池の再利用(リパーパス)やリサイクルを通じたサーキュラーエコノミーの実現と、新たな産業創出を目的として開催されたもので、全3回にわたり「市場を知る」「電池を知る」「事業をつくる」をテーマに講演が行われました。
第1回(10/2)では、EVバッテリー再利用市場の動向や将来性について学び、使用済みバッテリーを資源として有効活用する重要性について理解を深めました。
第2回(10/5)では、リチウムイオン電池の構造や劣化メカニズム、安全管理技術、電池評価技術について学び、再利用に必要な技術的基盤について理解を深めました。
第3回(10/21)では、リパーパス製品の開発手法と事業化について紹介されました。講演では、リユース電池を単に販売するのではなく、防災や再生可能エネルギー利用、災害時の事業継続(BCP)対策などの社会課題の解決と組み合わせた事業モデルの重要性が示されました。また、電池の状態評価や品質保証、遠隔監視技術などが、リユース電池事業の信頼性を支える重要な要素であることも紹介されました。
今回の勉強会を通じて、EVバッテリーの再利用には、電池技術だけでなく、システム設計、品質保証、サービス設計など幅広い知識が必要であることを学びました。また、愛媛県には資源循環や製造業に関わる産業基盤が集積しており、使用済みバッテリーの回収から再利用、再資源化までを地域内で循環させる取り組みの可能性について理解を深めることができました。