蓄電池利活用調査のため高専ロボコン2026関東甲信越大会を視察

公開日: 2026年9月29日

蓄電池の利活用状況や安全管理手法に関する調査のため、高専ロボコン2026関東甲信越大会を視察しました。大会に参加した複数の高専の学生や指導教員から、ロボットに搭載するバッテリーの運用方法について聞き取り、実際の運用状況について調査を行いました。 

調査の結果、多くのチームで主電源としてリチウムポリマーバッテリー(LiPo)が使用されており、一部ではリン酸鉄リチウム電池(LiFe)や電動工具用バッテリーも活用されていました。また、制御回路やミニPC、無線機器などの電源としてモバイルバッテリーを利用するチームも多く見られました。バッテリー管理については、専任担当者や回路班が中心となり、管理番号や使用履歴を記録している学校がある一方で、日常的な充放電記録までは実施できていないケースも見受けられました。多くの学校では、蓄電池に関する教育は授業ではなく、上級生から下級生への技術継承によって行われていることも分かりました。安全対策としては、耐火袋や耐火箱での保管、3Dプリンタ製ケースによる固定、バッテリーモニタを用いた電圧・電流監視などの取り組みが広く実施されていました。一方で、過放電や夏期練習時など高温環境での発熱、使用済みバッテリーの処分などが共通の課題として挙げられました。 

今回の視察を通じて、各校が安全性と性能の両立を目指しながら蓄電池を運用している実態を知ることができました。今後は、本校においても蓄電池の安全利用や状態管理に関する教育・研究活動に役立てていきたいと考えています。 

ロボットに搭載されているバッテリー