令和8年2月3日(火)、文部科学省 高等教育局長の合田哲雄様をはじめ関係者の皆様に、新居浜高専をご視察いただきました。校長による学校概要説明ののち、施設見学、蓄電池人材育成(COMPASS5.0)分野の説明という流れで、教育・研究の取組をご覧いただきました。
施設見学では、同校の高度技術教育研究センター別館(インキュベーションラボラトリ)において、模擬蓄電池製作装置、グローブボックス、充放電測定装置、HSセルを用いたリチウムイオン電池製造実験の環境など、学生が実践的に学べる設備を、同校の松英達也教授(教材開発・実践WGチーフ)が紹介しました。また、HSセルを使った電池製造実験を学生実験のレベルで実施している点についても、先進的な取組として説明しました。
続いて、産学官連携で開発した蓄電池教材(STEP1・STEP2)を、同校の香川福有教授(拠点校リーダー)が紹介しました。教材は学内での横展開がしやすく、図表の拡大・縮小や文字入れなどの編集が可能であること、あわせて普及活動にも取り組んでいることをお伝えしました。また、STEP1にSTEP2の12テーマを組み合わせ、授業として単位化するカリキュラム案について検討を進めている状況も共有しました。
質疑応答では、企業での教材利用の可否やSTEP2教材の専門性に関するご質問をいただきました。企業での利用については「企業向けバッテリー教育プログラム」による申請手続きにより可能であること、教材導入の進め方としては、まず各学科の授業で幅広く活用して関心を喚起していく考えであることをお答えしました。産業界からご提供いただいている詳細資料の取扱いに配慮しつつ、適切な範囲で教材の利活用を進めてまいります。
Kc-BATTでは、今回のご視察を励みとして、蓄電池分野の教育内容の一層の充実と、産学官の連携強化による人材育成に引き続き取り組んでまいります。