公開日: 2025年8月19日
令和7年8月9日(土)および10日(日)の2日間、新居浜工業高等専門学校にて中学生を対象とした「令和7年度 夏季体験学習」を開催しました。
環境材料工学科では、「SDGsに貢献する電池技術(太陽電池と蓄電技術)を作って体験しよう!」をテーマに、関西蓄電池人材育成等コンソーシアムが開発した教材「STEP1実験集」を活用した実習講座を実施し、30名の中学生が参加しました。
実習ではまず、「再生可能エネルギーを活用する際、なぜ蓄電池が必要なのか」という問いを立て、実験を通じてその必要性を考察しました。次に、蓄電技術の一つである「キャパシタ」の製作体験を行い、「キャパシタ」と「蓄電池」の蓄電方式の違いについて学びました。最後に、「STEP1実験集」を用いて、擬似正極材を使ったリチウムイオン電池の製作に取り組みました。
参加した中学生からは、「電池の仕組みがよく理解できた」「実験が楽しかった」といった感想が寄せられました。
今後も本校は、蓄電池拠点校として教材の充実を図るとともに、外部機関との連携を深めながら、蓄電池人材の育成に向けたプログラムを継続的に展開してまいります。