公開日: 2025年10月15日
令和7年10月14日(火)、CEATEC 2025 の BASC ブースにおいて、次世代バッテリー人材の育成・確保を目的とした産官学連携組織「バッテリー先進人材普及ネットワーク(Battery Advanced Talent Outreach Network)」(通称:BATON〈バトン〉)の設立が発表されました。国立高等専門学校機構からは、小林学務統括参事が出席しました。
これまで、産官学が連携し、高校・高専を対象とした「関西蓄電池人材育成等コンソーシアム」が中心となって電池人材育成の取組を進めてきました。今回のBATON設立は、この取組を全国へと拡大し、対象を大学まで広げることで、バッテリー人材の育成・確保を一層加速させることを目的としています。
BATON立ち上げに向けては、令和7年9月29日に準備会合が開催され、産官学の各機関が教育の実践的な充実や企業との交流促進を通じて、電池産業全体の競争力向上を図る方向性を確認しました。今後は、令和7年11月下旬に第1回会合を開催し、本年度内に第2回会合を予定しています。
今年度は、BATONの組織体制や運用ルールの確立、各委員会の活動方針やアクションプランの策定を進め、次年度以降、大学や高専等における教育プログラムの普及を本格的に展開していく予定です。
国立高等専門学校機構では、これまでCOMPASS5.0 蓄電池人材育成事業(Kc-BATT)の一環として「関西蓄電池人材育成等コンソーシアム」に参画し、次世代エネルギー分野を担う人材育成に取り組んできました。
今後も、脱炭素社会・デジタル社会の実現を支える人材育成に貢献すべく、BATONの活動に積極的に参画してまいります。